滞在許可証の取得
Permesso Di Soggiorno(ペルメッソ ディ ソッジョルノ)滞在許可証の取得方法を教えます!
イタリア留学を90日以上お考えの方は、日本から出発前に、イタリア大使館(又は領事館)にて就学ビザの申請をしなくてはなりません。
>詳しくは、「ビザ取得の仕方」ページを参照ください!
日本でビザを取得して、イタリアに入国された場合は、入国後8日以内に現地にて、イタリア滞在許可証=permesso di soggiornoを申請しに行かなければ、いけません。
8日以内に未申請の場合は、イタリア不法入国と見なされて、法律にて罰せられる場合がありますので、十分時間には余裕をもって、イタリア出発日を決定することをお勧めいたします。
それにしても、入国してから、まだ右も左も分からないのに、難しい手続きを1週間以内にしなければいけない。。。と不安に思う方も多いのが現実です。
そんな時は、私達イタリア留学センター「イタリアーナ」にご相談くださいませ!
まずは、このページで詳しく この滞在許可証の申請の仕方をご案内します。
但し、この説明だけでは、現地で実際に、もっと困った!、全く、どこに行っていいかわからなかった。。。と言う方は、私達現地留学コンサルタントが、AからZまでお手伝いすることができますので、ご安心くださいませ!
最初の留学の誰もが通らなければいけない、この「滞在許可証」ですので、聞いているよりも、やってしまえば、意外と、「こんなに簡単だったんだ!」と思う方も多いでしょう!
まずは、以下の「滞在許可証取得 10の方法」を熟読して見てくださいませ!
注意
これからご案内する、滞在許可証の申請方法は、イタリアの州、自治体によって、少しずつ変わる場合があります。また、政府や法律が著しく変化するイタリアなので、必要書類や、金額、方法も突然、変更される場合が多々あります。
必ず、申請前には、留学先の学校、警察署、または、弊社イタリア留学センター「イタリアーナ」にて、最新の情報を確認してから、申請手続きをすることをお勧めいたします。
イタリア滞在許可証申請の方法
ステップ1
イタリア現地のUFFICIO POSTALE=郵便局に行きます。
郵便局内の「Sportello AMICO」という窓口にて、Kit(キット)と言われる大き目の封筒に入っている、滞在許可証申請書類一式を受け取ります。
このKITキットは、無料でもらえます。
以下、KITキットのイメージです>>>>
A4サイズの封筒内に、申請書、申請に必要な書類一覧、手数料振込票などの一式が入れられています。
注意
年末年始や、バカンス期間は、イタリアの郵便局は物凄く込み合います。長時間待った挙句「KITは、在庫がありません」などと、あっさり言われる場合もあります。特に、中心街の外国人の多い地区の郵便局はそのようなことが多いので、できれば、少し、旧市街から離れた郵便局に足を延ばすと、意外と空いていて、KITも簡単にもらえることがあります。
ステップ2
申請に必要な書類を準備!
1)記載済みの申請書(留学の場合はmodulo1)
記入例>>>>以下を参照
2)ご本人の旅券パスポート原本と全ページのコピー
3)16ユーロの収入印紙→イタリア語では、「marca da bollo マルカ・ダ・ボッロ」
marca da bolloはこんな切手のようなシール状になっているものです。金額を間違えない様にしましょう!
町のあちこちにある黒字に白字で「T」という看板がでているTABACCHI=タバッキ(タバコ屋)さんにて予め購入します。
これが、街角でよく見かける、TABACCHI タバッキ看板です!(最近、青地の看板もありますが一緒のたばこ屋さんです)「vorrrei marca da bollo da 16 euro,Per favore?」と言って、購入しましょう!
4)留学校が発行した入学許可証のコピー(日本でビザ申請の際に、申請したイタリア大使館、もしくは総領事館の印が押されたものでなくてはいけません)
5)海外旅行傷害保険証のコピー
6)財産証明(イタリア語または英語の残高証明など)のコピー
7)速達郵送料 30ユーロ
8)手続き手数料 80ユーロ~200ユーロ。(滞在期間によって金額が変わります:3か月超え~1年以下の場合80ユーロ、1年超え~2年以下100ユーロ、カルタ・ディ・ソッジョルノの場合200ユーロ)
ステップ3
郵便局の「Sportello amico」にて、上記の全ての必要書類を提出!
郵便局の窓口担当者がパスポートなどの原本を確認する必要があります。必ず、コピーだけでなく、原本も全て持って申請に行きましょう!(その際に、受け取ったKITのA4の封筒も必要ですので、忘れずに!)
無事に、書類がチェックされて、受理されたら、滞在許可証の手数料などの定められた料金を窓口にて支払いをします。(ユーロ現金のみとなります)
手数料は、2016年1月現在: 57,5ユーロ (郵便局への手数料30ユーロ+滞在許可証電子カード代27,5ユーロ)
更に、滞在許可証に発生するイタリア国への税金TASSAとして
3か月以上1年以内は80ユーロ
1年以上2年未満は 100ユーロ
2年以上は200ユーロ
を支払います。
以上の支払いは、KITに入っている郵便局支払い用紙に記入して、それを郵便局窓口に出して支払います。
記入例は下記を参照ください>>>
受理後には、イタリアの警察署QUESTURA(クエストゥーラ)に出頭する予約日時の記入された出頭予約書、支払領収書(2枚)、申請書受理証明が渡されます。これらは、警察署出頭時に必要となりますので、大切に保管しましょう。
注意
以上の郵便局での手続きをイタリア入国後8日以内に完了しなくてはいけません!
ステップ4
出頭予約書に記載の日時にクエストゥーラ(Questura)へ行きます。
当日は旅券パスポートなどの原本の提出と、指紋採取が実施されます
持ち物リスト:
1)旅券パスポート原本
2)コピーにて提出済みのステップ2の書類原本全て
3)留学先学校の宿泊提供証明書または、または、住居の賃貸契約書コピーまたは、家主による滞在証明および家主の身分証明書のコピー
4)証明写真4枚(背景は白、青は受付けてくれない場合があるので注意です)
注意
大切な、旅券原本や、旅行保険などの原本は、受理後すぐに返却してもらったかどうか
確認してください!
予約書には、日時まで書いてありますが、イタリアなので、その時間できちんと受付してくれるわけではありません。。。かなり外国人の長蛇の列ができていて、「これに並ぶの?」とため息をつく方もおおいでしょう。。。しかしこれも、中に入れば意外と窓口はたくさんあるので、「忍耐力」が必要です!
警察署入口にて、更に、中に入ってから、窓口呼び出し番号を受け取るところもありますが、自分の番になったら、窓口に上記の書類一式を提出します。その後、指紋採取を受け、全てが終了したら、申請受領書を受け取ることができます。
注意
この申請受領書は、「滞在許可証」オリジナルが届くまでの代理の証明書となりますので、大切に保管してください!実は、「留学期間1年間この滞在許可証が届かなかった」または、「日本帰国前10日前に受け取った」という方も多いので、ほぼ、受領書が「滞在許可証」の様なものだったりします。法的に重要な「申請受領書」となりますので、「ただの紙切れ」とは思わずに、大切にしましょう!
ステップ5
Permesso di soggiorno滞在許可証発行まで待つ
通常は、40日間ほどで発行されるという規定ではありますが、イタリアですので、上記の様に、1年間も発行されなかったと言う方も。。。
しかし、最近は、発行状況がオンラインでわかる、イタリア警察Polizia dello statoのホームページでで確認することができるようになりました!
http://www.poliziadistato.it/articolo/view/15002/
上記リンクから、窓口で発行された、numero di pratica受理番号を入れると、現在の発行状況が確認可能です!
ステップ6
滞在許可証を受け取りに行く
上記の方法または、書留にて滞在許可証発行完了が通知されたら、申請受領書に記載されているquestura警察署へ出頭します。
その際に再び、郵便局、警察署で発行された全ての受領書を持っていきましょう。
指定窓口にて滞在許可証を受けとります。
《各関係機関による滞在許可証についての説明》
イタリア国家警察のサイト
イタリア郵便局のサイト