イタリア留学生活での注意点! (日本とこんなに違う生活習慣!)
公開日:
:
最終更新日:2016/12/20
イタリア現地情報
イタリア留学生活の際の注意点
日本の生活とはかなり違う部分がありますので、
ここでは、イタリア生活での違いを
まとめましたので、
出発前に是非参考にしてみてください!
1) 日本にはまだ無い!サマータイムに注意!!
イタリアでは、現在サマータイムが他の殆どのヨーロッパの国と同じく、導入されています。
いつ始まるのかといいますと。。。
3月の最終日曜日の午前1時にはじまり
10月の最終日曜日の午後1時まで
がサマータイムになります。
ちなみにヨーロッパ諸国では40か国がサマータイム導入しています。
(ロシア、アイスランド、ベラルーシを除く)
サマータイムというのは、時計が一時間早まるので、良く覚えておかないと、翌日の約束に、1時間遅れたり!?という失敗があるので、気を付けましょう。
特に、サマータイム導入近くになると、テレビのニュースなどで放送されますが、テレビを見ない留学生にとっては、自分の記憶や、人からの情報だけが頼りになります。
今は、スマートフォン(I phoneなど)は、ネットに接続していれば、サマータイムも計算して自動的に直してくれるので、そういった携帯電話を頼りにしてもいいでしょう。
必ず、週末にサマータイム変更があるので、日曜日に1時間多く寝るか、少なく寝るかになりますので、学校などには、あまり関係なく過ごせるようになっております。
但し、日曜日に遠足にいったり、電車にのって、郊外に出かける予定の場合は、気を付けておかないと、電車の時間を1時間間違えて、乗り遅れ!なんてことになります!!
ちなみに、なぜこんな、混乱を起こす、サマータイムが導入されるのかというと・・・・
強制的に1時間の時間を早くすることによって、日没から、寝るまでの時間を1時間減少させることができます。そうすると、照明用の電力消費量を1時間節約することができるので、かなりの経済効果があるというメリットがあるからです。
2)タクシーについて
日本の様に、イタリアでは、タクシーは、「流し」がありません!
タクシーは、タクシー乗り場にて乗るか、
レストランや、ホテルなどで呼んでもらって、乗車することができます。
タクシー乗り場は、駅、旧市街、病院前、空港、などにありますが、
かなりの田舎に行くと、タクシーもとおっていない場合がありますので、
気を付けましょう。
イタリアのタクシーは、白いボディーで、黒のTAXIという表示が上に点灯しています。
ローマ空港やミラノ空港などの国際空港で気を付けなければいけないことは、
モグリのタクシーです!!
突然近寄ってきて、「タクシー?」と聞かれます。
はいと言って、付いて行ってしまうと、とんでもない金額を請求され、払わなければ、山奥に捨てていくぞと脅される場合も。。。。
ですので、タクシー乗り場からきちんと乗るようにしましょう。
現在は、各主要都市では、空港から旧市街までの、料金が定められていますので、一様参考にしてください。
但し、この料金にプラス
スーツケース料金
祝日、週末料金、深夜料金、人数4人以上料金など、色々追加料金があるので、
タクシー精算の際に、いつも、トラブルになります。。。
何故なら、タクシーメーターは、到着してから、上記の追加料金を押して料金を調節していくので、
お客さんとしては、ごまかしているのではないか??と疑問に想いがちです。。。
但し、きちんと領収書をもらう事も忘れずに!
何故かと言うと、タクシー運転手の中には、「上増して、請求」する悪いドライバーもいるからです!
私の知り合いでは、35ユーロで行ける所を、10倍の350ユーロ請求され、払ってしまったと言う方もいらっしゃいました。。。。
ですので、必ず、「ricevuta,per favore」領収書おねがいします
と言って、領収書をもらっておけば、後で、訴えることができます。
(但し、紙切れではなく、きちんとしたタクシー番号が書いてある領収書を必ず、もらうようにしてくださいませ)
3) 薬について
イタリアの薬局で販売している医薬品、薬一般は、日本の薬と比べると、かなり強いものが多いです。風薬などは、特に日本の薬剤法では入手できないくらいの強い薬で、効きますが、副作用も強いので、飲むのには十分気を付けましょう。
頭痛薬、腹痛薬も効果抜群ですが、胃が荒れるなどの副作用が多いので、
半分の量を服用してみて、効果を見てもいいかもしれません。
できれば、日本で服用している常備薬をいくつか持って行くと、便利です。
抗生物質、ステロイドなどは、医師の処方箋がないと、販売してくれないので、
そういった薬も、日本の物を持って行くようにしましょう。
4) イタリア時間(要は、時間を気にしないルーズな性格を指します)
「良く、イタリアだから、仕方ない」
と言う言葉を聞きますが、
イタリア時間というのは、本当にイタリアに存在いたします。
特に、公共機関の交通各種には、「イタリア時間」があるので、
時間ピッタリに到着することは、「稀」な事です!
また、日本では「5分前行動」といいますが、イタリアでは、「10分後行動」になります。
時間より前に、訪問することはイタリアでは失礼な事。。。と言います。
なぜなら、その前のアポイントの人がまだ居て、焦られてしまうと言う礼儀からきているそうです。。。(言い訳に聞こえますが)
とにかく、時間にはほとんど人は来ません。。。
友人との約束も必ず時間を守るのは日本人くらい。。。?と言われるほど、
イタリア人はルーズな人が多いのです。
でも、「イタリアは時間がゆっくり流れている」と受け取って、郷に入れば郷に従うで、
怒らないであげてくださいね。。。。!
5)治安について
イタリアは、(特に大都市において)スリが多いことで知られています。
日本は世界で一番安全な大都市の国と言われるほど、「安全ボケ」している方が多いので、
イタリアでのスリの手口をご紹介しておきます。
1)ジプシー
旧市街で、「物乞い」をしてくる、髪が長く三つ編みにして、薄汚い、長いカラフルなスカートをはいたジプシー(女性)は、まだ物乞いをするだけなのですが、最近、このジプシーの伝統衣装を捨て、ジーンズとTシャツで、普通の旅行客の様な恰好をして、電車や、道バタで、盗むジプシーの若い女の子のグループが増えています。
特にローマの地下鉄では、日常茶飯事の様にスリが行われ、逮捕されても未成年なので、翌日はすぐに、スリを働くと言う状況になっているのです。。。。
2) 警察の恰好をしたスリ
白いシャツと黒いズボンを着用して(制服に見せかけ)突然、「身分証明書」=パスポートや、クレジットカードを見せろといってくるニセ警察が出没しています。
最初はパスポートで、次に財布を見せろといって、見せた瞬間、財布を取って去っていくと言う行動です。警察だと言われたら、まずは警察手帳をみせろと要求するか、近くの人に声をかけて、助けを求めましょう。財布を出す前に、用心です!
3)置き引きやスリ
日本では、レストランで、自分の荷物を席に置いて、トイレにいったりする習慣ですが、
イタリアでは絶対タブーです!
席を外したときだけでなく、食事中も要注意!
鞄は、必ず自分の目の見えるところ、(膝の上など)において食事しましょう。
椅子の後ろに掛けていて、食事中にあっという間に盗まれたと言う人も多く聞きます。
特に、ファーストフード店は、沢山の人が出はいりしやすく、スリも多いので、より気を付けましょう。
4)「ミサンガ売り」
ローマの観光地にいる名物押し売りですが、
いきなり、フレンドリーに「かわいいねー!」「ホンダ!、トヨタ!」などの日本語を話してきて、
無理やり、手首にミサンガをかけられます。
かけたら、ミサンガを取るのは大変な事。・・・
それにつけこんで、いきなり表情が変わり、「20ユーロよこせ」とドスの利いた声で金をせびる
方法です。
5) 住居の支払い時のトラブル
留学生が特に納得いかないのが、アパートや貸し間を借りて、退去するときのデポジット金額のトラブルです。
イタリアでは、殆どの大家が、デポジットとして、家賃2-3か月(多いと4か月)を請求することが、法律で認められています。
しかし、退去時には返金してくれるはずなのに。。。
「汚く使ったから、修理しないといけない」とか「あなたがこの電気製品を壊したから、買い直さないといけない」など、言い訳を付けて、返金してくれない大家さんがいます。
(もちろん本当だったら、仕方ないのですが)
必ず、支払いの際には、レシートや、サインをもらうようにしましょう。
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